凄ニュース!

長岡生姜醤油ラーメンの誕生に隠された"沼"

2025年7月21日、凄麺ご当地シリーズにあらたな新商品が仲間入り✨
その商品とは「凄麺 長岡生姜醤油ラーメン」!

あれ…?
長岡生姜醤油ラーメンって、すでに発売していなかったっけ?
と思われた方は、ヤマダイ通👀
長岡生姜醤油ラーメンは、フライ麺商品を展開している「ニュータッチ」にて
2020年から発売してきました。

そんな長岡生姜醤油ラーメンが、この度凄麺として商品化✨

すでに手掛けているご当地ラーメンなので、凄麺の開発は簡単なのでは??
…と思いきや
実は、
フライ麺商品とは違う難しさ、があり
開発は決して楽ではないんです。

今日は、そんな開発裏ばなしをお伝えしたいと思います…!


そもそも、フライ麺とノンフライ麺にはどんな違いがあるのでしょうか。

1番の違いは、麺の乾燥方法。
フライ麺は、油で揚げて麺を乾燥しているのに対し
ノンフライ麺は、ドライヤーのような熱風をあてて麺を乾燥しています。

そのため、麺の風味や食感にも違いがあり、
どちらの麺にもそれぞれの良さがあります。

麺が違うと、その麺にあうスープも違う…!
開発の際、
フライ麺とノンフライ麺の麺とスープを入れ変えて食べてみる
ということもあるのですが
どちらのスープだから美味しい…ということはなく
いつも
"フライ麺にはフライ麺のスープ"が、"ノンフライ麺にはノンフライ麺のスープ"があっているよね
という結論に至ります。

今回の長岡生姜醤油ラーメンも、まさしく同じ…!
フライ麺のスープをそのまま活用…、というわけはなく
ノンフライ麺にあったスープをつくりだすために試行錯誤し、たくさんの沼にハマりました…!


1つ目にして最大の沼は「生姜沼」!

長岡生姜醤油ラーメンの最大の特徴でもある生姜感、の追求です。

フライ麺の商品では、生姜の風味を強めにつけて醤油と生姜で特徴をはっきりだしても
フライ麺がうまく緩衝してくれていたので、全体としてうまくまとまった仕上がりになりました。

しかし…!
ノンフライ麺の凄麺では、小麦本来の自然な風味をもつ麺だからこそ
スープの特徴が、良くも悪くもダイレクトに全体に影響します。

そのため、フライ麺でうまくいった手法がノンフライ麺では全く通用しない…。

今回は
生姜が主張しすぎず…でも特徴としてしっかり際立つ…
そんな絶妙な生姜感を、ただただ追い求めました。

実は、生姜は、調整が難しい素材のひとつ。
加工の仕方で風味・えぐみ・調理感など、味の違いが出やすい素材であり
単純に量を調整すれば目指す味ができる…というものではありません。

今回目指したのは、
すりたて生姜のフレッシュ感…ではなく
煮込まれてスープと一体化したコクのある生姜感。

狙った調理感・煮込み感を出せる素材の選定に
とってもとっても苦労しました。

生姜について知れば知るほど
気付けば、その奥深い沼にハマっていく…。

"生姜感"という言葉をどんどん分解していき
生姜の、辛み・甘み・えぐみなどなど、様々な生姜の要素と向かいあい…
沼から徐々に脱出!!!

試行錯誤の結果、「これだ!」という生姜素材に出会うことができました。


続いて出会った沼は、「バランス沼」!

いくら運命の生姜に出会ったとしても
スープとして完成させるには他の要素との様々な調和が必要です。
その絶妙なバランスの追求にも、たくさんの苦労が…!

長岡生姜醤油ラーメン、でいうと
「生姜」にくわえて
「醤油」・「鶏」・「豚」の3つがポイントになりました。

これらの掛け合わせでスープをつくっていくのですが
長岡生姜醤油ラーメンには、
雑味・臭みとは違った、良い意味での"荒々しさ"が大事であると感じていました。

そのため、各素材のバランスを考えながらも
洗練されすぎていない、荒々しさと臨場感の追求をスタート!

…したところ、なんとここにも別の沼がありました。


個々の質・素材選定・バランスを考えて試作をし
全体のバランスをみながら、個々の素材を再調整!
…するのですが
あっちの素材をたたせると、こっちの素材が隠れてしまうことも度々。

多くの要素があるだけに、あちらこちらいじった結果、迷子になってしまい…

3回改良して、よしこれだ…!とゴールに近づいたとおもって
初回の試作品と比較試食したところ
"あれ?最初の方がよかった…?"
なんてこともありました。

これぞ、


この沼から一体抜け出せるのか…
どんどん深まっていく沼と戦いながらも
地元の味を知る方のアドバイスや
専門店のスープ・具材のバランス感を再度見つめ直すことで
沼から徐々に脱出していきました。

15年以上の開発経験を誇る担当者が
"過去一、沼ったスープかも…"
と口にするほど、苦戦したようですが
なんとか、沼から抜け出し
おいしい、沼スープ…いやいや、生姜醤油スープが完成しました✨


…が、開発担当者いわく
「もちろん、新商品の出来には満足しています。
 でも、これで"完成した"とはまだまだまだ思っていません」
とのこと…。
どうやら沼にはまだ片足が入ったままのようです…笑

発売後、みなさまからのお声をもとに
より良い商品にブラッシュアップできるように、意気込んでおりますので
ぜひ率直な感想をお届けいただけたら嬉しいです✨

2025年7月21日、新発売!
ぜひ楽しみにお待ちください✨

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note
2025/07/12 17:00

長岡生姜醤油ラーメンの凄麺化おめでとうございます!
海の日で選挙で発売日覚えやすくていいですね。
投票後に購入できますように🙏


よっし
2025/07/15 21:22

投票後に、スーパーを覗いてみます。

note
2025/07/16 00:49

よっしさん、見つけられますように🙏

43 件の返信 (新着順)
ぱぱ〜ん
2025/07/21 01:22

やはりバランスが重要なんですね。
スープの味のバランスもノンフライ麺に合わせた調整が必要ですもんね。
しかも各々単体で美味しい麺・スープ・具材を合わせたら美味しくなるという単純なものではなく、それぞれを引き立て合う絶妙なバランスが必要なんですよね。これからも進化が楽しみです♪

mika
2025/07/20 13:54

沼ハマりたいです🍜

クロネコ
2025/07/20 10:39

昨日いただきましたが生姜の使い方が絶妙だと感じました🍜

ぐれたま
2025/07/17 09:12

何度も改良を重ねる内に分からなくなっていく 沼 あるあるですね

クロネコ
2025/07/17 00:33

長岡に沼りたい🍜 近くの店が仕入れてくれればいいが

きらきらみるる
2025/07/16 11:18

食べたいです。

オメガ
2025/07/15 21:55

気になります。

マクガフ
2025/07/15 21:53

これは是非食べたいです!

家出ネコ
2025/07/15 21:35

幾度の沼を克服して生まれた
作り手渾身の1杯を
ぜひ味わってみたいと思います!

よっし
2025/07/15 21:21

こだわりの生姜感が気になります。